退職届の書き方|届出日・退職日・西暦・縦書き、迷うポイント全解説
脱サラで起業する場合は、退職届を書かなければなりません。

私は、過去に何度か転職しています。最初に退職届を書いたのは10年以上前で、当時は手書きが主流だったと思います。
生まれて初めて転職したときはネットの転職エージェントなんて無く、転職先は雑誌で探していましたよ。 当然、退職届は縦書き便せんに手書きでした。懐かしい。
現代はテンプレートがネットに転がっているので「退職届 書き方」「退職届 テンプレート」で検索すれば1発解決です。
そこで出た疑問。
退職届は手書きではなく印刷したものでよいか?
はい。就業規則で「手書き必須」等の縛りが無い限り、手書きではなくダウンロードしたもので問題ないです!自分の名前だけは手書きするもよし、全て編集+印刷+印鑑ポンでも大丈夫です。(私の周囲の情報、及び私の体験)
業界や会社によっては退職届は「手書き必須」の場合もあると思うので、心配な方は所属会社の上長や総務に確認したほうがよろしいかと。(中々デリケートな問題ですね)
縦書き?横書き?
テンプレートを探していると、縦書きと横書きの両方が出てきて迷うポイント。
結論:どちらでも法的にはOK。ただし一般的には以下の使い分け。
- 縦書き:伝統的・主流。手書き便箋・フォーマルな場面・歴史ある日本企業で無難
- 横書き:PC作成・テンプレート・IT系/外資系で増加中
テンプレートサイトを見る限り、縦書きが約8割、横書きが約2割の比率。迷ったら縦書きにしておくのが、受け取り側にも違和感がなくて安全。
なお、封筒の表書き(「退職届」の文字)は、用紙が横書きでも封筒は縦書きが一般的です。日本の書類慣習として、封筒は縦書きが正式。
ちなみに私は最後に退職したとき、テンプレートをダウンロードして印刷して使いましたが、縦書きだったか横書きだったか正直覚えていません。それくらい日々の記憶に残らない程度の書類でもあります。
形式で悩むより、辞めた後の人生設計に時間を使った方が絶対に得です。
退職届の日付は西暦?和暦?
もうひとつよくある疑問が「退職届の日付は西暦で書くのか、和暦で書くのか?」という点。
結論から言うと、法律上どちらでもOKです。労働基準法にも民法にも「退職届の日付は◯◯暦で書きなさい」という規定はありません。
ただし、以下の場合は指定に従うのが無難。
- 会社に退職届のテンプレートがある → それに合わせる
- 就業規則に指定がある → それに従う
- 社内の退職書類が全て和暦 → 和暦で統一
- 伝統的な日本企業・金融・官公庁 → 和暦の方が通りがいいケースあり
私の場合、迷ったら和暦にしますね。
日本企業の場合、和暦のほうが何かと多い気はするので。
封筒の書き方と折り方のマナー
退職届を渡すときは、封筒に入れるのが一般的なマナー。封筒選び・書き方・折り方にも決まった型があるので、迷わないように整理しておきます。
封筒の選び方
- 白無地の封筒(茶封筒はNG)
- 郵便番号の枠が印刷されていないもの
- 便箋がA4サイズなら 長形3号(120×235mm)
- 便箋がB5サイズなら 長形4号(90×205mm)
- 中身が透けないよう、できれば二重封筒だとより丁寧
封筒の書き方
【表面】
中央やや上に「退職届」または「退職願」と、少し大きめにハッキリ書きます。宛先(会社名や上司名)は書きません。
【裏面】
左下に「所属部署名+フルネーム」を書きます。
退職届の折り方(三つ折り)
退職届は三つ折りにして封筒に入れるのが正式。手順は以下の通り。
- 文字が書いてある面を内側にする
- 用紙の下3分の1を上方向に折り返す
- 上から上3分の1を折り返す(結果的に右上の角が見える状態になる)
封筒への入れ方
- 手渡しの場合:封はしなくてOK(封筒のふたを軽く折る程度)
- 郵送の場合:のり付けして封をする。封じ目に「〆」マークを書く
郵送する場合は、退職届単体ではなく送付状(添え状)を同封するのが社会人マナー。「拝啓〜退職届をお送りいたします〜敬具」の定型文で1枚作ればOKです。
退職届は人生で何度も書くものじゃないので、形式に悩む時間より「会社を辞めた後の設計」に頭を使う方が大事です。私は退職後に一人法人を設立しましたが、その手順・費用・体験談はこちらで全公開しています。
また、退職届を「いつ提出するか」も大事なポイント。こちらの記事で詳しく書いています。
→ 【知らないと損】退職日いつにする?月末退職と社会保険料の罠
退職届の「日付欄」の正しい書き方|届出日?退職日?
退職届を書くとき、地味に迷うのが「日付」の欄。退職届には実は2種類の日付を書く必要があります。
「提出日と退職日、どっちのこと?」「両方書くの?」と混乱する人が多いポイントなので、ここで整理します。
日付欄は2種類ある(混同注意)
- 届出日(提出日):実際に上司に退職届を渡す日付
- 退職日:会社員としての最終日(〇月〇日付で退職、と書く日)
退職届には両方書くのが基本です。「届出日」を上部に、「退職日」を本文中に書きます。テンプレートによっては届出日が左下にある場合もあります。
届出日(提出日)の書き方
届出日は実際に上司に渡す日付をそのまま書きます。テンプレートでは退職届の右上 or 左下に書く欄があります。
注意点:後日付(未来の日付)はNG。提出した日が届出日になります。当日に書く or 印刷時に書き込むのがベスト。
退職日の書き方
退職日は退職届の本文中に書きます。よくある書き方は:
「私儀、〇〇〇〇の都合により、令和X年X月X日をもちまして退職いたします」
この「令和X年X月X日」が退職日です。私は月末退職を選びました。理由は社会保険料の関係で、月末退職と月初退職では負担が変わるからです。
退職日選びの詳しい話は別記事に書きました:→ 【知らないと損】退職日いつにする?月末退職と社会保険料の罠
退職届の日付欄、よくある疑問Q&A
退職届の日付について、私が調べた時に出てきた疑問と答えをまとめました。
Q1. 提出日と退職日、どっちを書くの?
両方書きます。退職届には「届出日(提出日)」欄と「退職日」欄の2種類あるのが普通。混同しないよう注意。
Q2. 数字は漢数字?算用数字?
どちらでもOK。縦書きなら漢数字(一、二、三…)が読みやすく、横書きなら算用数字(1、2、3…)が一般的です。書類全体のフォーマットに合わせるのが無難。
Q3. 「令和〇年」と書く?「R〇年」でもいい?
退職届のような正式書類は「令和〇年」とフルで書くのが無難。「R〇年」のような略記は公的書類では避けます。
Q4. 日付欄は手書き?印刷?
印刷でも問題ありません。本文と一緒に印刷したテンプレートに最初から日付が入っていてもOK。ただし「自分の意思で出した」感を強調したいなら、日付だけでも手書きするのもアリです。私の場合は本文も日付も全部印刷で出しました。
Q5. 西暦と和暦どちらで書く?
どちらでもOK。会社の慣習に合わせるのが一番無難です。私は和暦(令和)で書きました。法的には西暦でも有効です。
あわせて読みたい:退職届を出した「あと」の話
退職届の書き方が分かったら、次は「いつ出すか」と「辞めた後の社会保険・お金まわり」。私自身、退職届と同じくらい時間をかけて調べた領域です。
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